
今回で10回目を迎える”キビるフェス2026”。
今年は2025年12月から2026年1月にかけて今年は総勢6つの団体の作品をご覧いただけます。
彩り豊かな6団体のことを是非もっといろんな方に知ってもらいたい!!ということでスタートしました\\キビるフェス2026 紹介コラム//!!
福岡ゆかりにゆかりのあるアノ人やコノ人に、団体のあれこれ語って頂きました。
知らない人はもちろん知ってるよ~という方も!新たな魅力を発掘できるかも。
今回紹介コラムを書いていただいたのは、、、、
音楽、演劇、ダンスなどなど様々な表現の場で活動をされている”いしだま”さん。
活動は多岐にわたっていて、歌っているいしだまさんに出会うこともあれば、朗読のワークショップを開催されていたり、演劇の現場で出会うこともあるし、お茶の会を開催していたりもする、、、。そして、どれもこれもゆるやかに自然の流れで楽しんでいる、『表現と場を作る人』そんな印象のある方です。
紹介いただく団体は『福岡ダンスエクスチェンジ』。
実は福岡ダンスエクスチェンジが2回目に開催された際は出演者でもあったいしだまさん。
今回は表現する側と観る側2つの視点からコラムを執筆いただきました。
早速、、、どうぞ~!!
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ダンスは交差する
スポーツするダンスも
アートするダンスも
同じ『ダンス』という言葉で表され得る。
身体はおもしろい。
なぜならそれは、心としての人間と、物としての人間が、躍動し交差する点であるからだ。
その交差する先で、人は、空間と時間の上になんでも描き得るのだ。
一筆書きの絵が描かれていくのを、じっと見つめることと似たところがある。
その先は平面ではなく、空間である点が大きく異なる。
身体は描く。
その体と心だから描くことができるものを。
ダンスエクスチェンジを訪れると、多様な作品と出会うことができる。
昨年も、多様な出演者の作品がその場に表されていた。
なぜならこの場自体が、いろいろな身体表現の交差点であることを掲げ、参加者たちもそのクロスする1つの点だからだ。
身体性においても
バレエを背骨とするもの
コンテンポラリダンスを背骨とするもの
コレオグラファのメンターと共に、新たに挑んだもの
上演されたホールについても
一角から大きく動かないもの
空間の隅々までを使うもの
野外に飛び出すもの
など、本当に多種多様であった。
それぞれの演者がみな、ダンスという言葉が持つ文脈を携えながら
『自分の体』という代えの効かない個性と共に時間を過ごし、作品にしたものが立ちのぼる。
ダンサーだけがそこにいるわけではないのだ。
私たちも居合わせる、豊かな交差点。
今回はどんなものが行き交い、どんなものが現れるだろう。
ダンサーも私たちも、身体持つ仲間である。
躍動というものは不思議だ。
躍動するものを見るとき、座っていたとしても私たちの体はそれを体でなぞっている。
ダンスを受け取り、あなたの体にもあなたの心にも、何かがきっと描かれる時間となるだろう。
いしだま
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いしだま
いしだま&たった今オーケストレイション(歌&言葉&声)/ギャップトマッチ(Podcast&イベント&インタビュー)/チャチャノババ(茶&場&人)
昨年2024年にやっと本当の意味で人生が始まって『生きていくぞ元年』を迎えた一般中年市民。そうとう近眼の遺伝的食いしん坊。若い頃からの恵まれた環境やスタートなどは無かったが、おかげでしみじみと多くの人と人生を分かち合うことはできるってことだなと考えている。今は『やれって言われなくてもやっちゃってることって自分はなにかなぁ』と自分観察を丁寧にする日々。言葉や声、お茶や対話、場づくりや交響即興などに、具体的に取り組み出している。