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特定非営利活動法人アートマネージメントセンター福岡

AMCF MAGAZINE

vol.
759

0の地点公演『西のまるい魔女』出演者トーク

コラム

12月19日(金)~21日(日)、ぽんプラザホールで上演される0の地点公演『西のまるい魔女』。

上演にあたり出演者の3人(0の地点の峰尾かおりさんと宗 真樹子さん、ペッツの秦かよこさん)にそれぞれの繋がりから0の地点のはじまりについて、さらに今作についてワイワイ賑やかに語っていただきました。

※進行は0の地点制作でもある橋本理沙が担当しています。

早速、どうぞ~!!

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0の地点・・・『演劇をあそぶ』をコンセプトに熊本・福岡で20年以上演劇を続けている「宗 真樹子」と「峰尾かおり」の50代女性ふたりからなるユニット。年齢を重ねたふたりだからこその表現を目指す。

ペッツ・・・2012年結成。「秦かよこ」と「笹本順子」のふたりによる、エンターテイメントショー創作ユニット。「くだらない事を丁寧に」をコンセプトに舞台や映像作品の作成、妙な想像などを行っている。

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◆プロフィールにも“茶飲み仲間で”と書かれていますが、そもそも峰尾かおりさんと宗 真樹子さんはどういうところから『0の地点』を作ろうと思ったんでしょうか?おふたりの出会いはやはり共演がきっかけですか?
 峰尾かおり(以下、峰尾) そうです。劇団GIGAのイェルマ(ガルシア・ロルカの悲劇三部作を全上演するプロジェクトの第二章,2019年)。

宗 真樹子(以下、宗) そうですね。私はそれまでも一方的に峰尾さんが出てらっしゃるお芝居とかは観てて。

峰尾 あ、私も同じくです(笑)

◆それまでは共演だったり話をしたり、接点はなかったんでしょうか?

峰尾・宗 ないです。

峰尾 ちなみに、初めてお話した日はその前。出演していた悲劇三部作の第一章『ベルナルダ・アルバの家』を宗さんが観に来てくださっていて。観劇後に、すごく良かったという感想を言いにきてくれたんですよね。

イェルマで共演する一つ前の作品である『ベルナルダ・アルバの家』に峰尾さんが出てらっしゃって。その作品が素晴らしく良くて、すごく感動して。演出の恵理香ちゃん(空間再生事業 劇団GIGA・演出家/山田恵理香さん)が受付に居たから”私はなぜこの舞台に立ってないんだろうって思った”って伝えて、そしたら”じゃあ次出る?”って。そんな流れで次がどんな作品かもわからないのに”うん、出る出る!!”って言って。

峰尾 その時私横にいたんですよ。それを聞いてて。私は宗さんのことをすごい人だっていう風に認識してて、そんな宗さんがこんなことを言ってくれるなんて、って嬉しかった覚えがありますね。

だけど、そうやって二つ返事で出演することになったものの、いざスタートしたらGIGAの稽古がとてもヘビーで(笑)峰尾さんがGIGA先輩だから、精神的にも作品創りの面でも支えてもらって。

峰尾 大変でしたよね(笑)

そう。大変かつ面白かった現場をご一緒したことで絆が生まれて。

峰尾 そうそうそう!信頼と絆がね(笑)

その信頼と絆がどれほどのものかっていう(笑)峰尾さんのことは元々凄いと思ってたけど、私はもう大信頼ですよ。そこからですよね。お茶飲んだりご飯食べに行ったりし始めたのは。

峰尾 あとちょっと同じところでバイトもしましたよね。

そうでしたそうでした!イェルマの時でしたよね。

◆そうやって信頼と絆を築きつつ、共に大変かつ面白い現場を乗り越えていったんですね。

GIGAの稽古ってとにかく色んなアプローチをするんですけど、歌うように喋るとか踊るように動くみたいな感じ。『ベルナルダ・アルバの家』に峰尾さんが出てらっしゃるのを観た時に”なんだこれは!!”ていう衝撃と同時に魅力に感じたところでもあるから”これだったのか!”と。出演することが決まった時は”やったーあれができる!!”て思ったけどGIGAはもんのすごく歯応えのある課題(笑)と取り組むべき山がでかいから・・・。

峰尾 そうですねぇ(笑)

でもだから、登った時に見たことのないような景色を見せてくれる。

峰尾 確かにそれはあるかもしれない。

だからもうほんとに、”それできない!”みたいなネガティブな想いとか、やたら20年やってきた驕りみたいなことも含めて何もかも全部剥ぎ取られました。そういうのを持っていたらできないような現場でしたよね。だから全部剥ぎ落として、一回死にましたね、私。もう、灰です、灰。で、生まれ直してそこを乗り越えて、本番もちゃんとやらせてもらって。そこからの今の峰尾さんとの関係なので大信頼です。

峰尾 歳も近いし、同じ薬飲んでる(抱えている病気で)っていう親近感があったっていうのもあって色々話をするようになって。

バイトも紹介してもらって一緒にやったりして。ちょっと境遇が似てるというか、そんな感じでお芝居の話もするし、映画の話とかドラマの話とか。

峰尾 ドラマの話よくしますね(笑)

◆0の地点で50代の2人からなるユニットとうたっていますが、おふたりが出会った時は50代ですか?

峰尾 もうすぐ50歳になるくらいかな。

そう。だから本当に貴重だと思います。こんなお芝居の話ができて、なんちゃない話もできて、気張らない。でも、突然突っ込んだ話も、演技の話もできるし、貴重な存在。

◆それぞれ同じ演劇というフィールドで活動してきて、50歳を目前にして交わったんですね。そうやって茶飲み友達になって、それから一緒に作品をつくりたいという話が出てきた。

峰尾・宗 そうですね

最初は、峰尾さんが”やりませんか?”って言ってくださって。それで、私も”そうですね。”ってふたつ返事で。その時点で、当然ですよね、そういう流れですよね、みたいな感じでした(笑) 自然な流れでそうなって、私は峰尾さんと話をしている時に、もう頭の中で制作は理沙ちゃん(0の地点制作/橋本理沙)だなって思ってたんだよね。なんでかわからないけど、勝手に(笑)

峰尾 そう、その時に理沙ちゃんに、っていう話をしてた。

◆私自身はそれぞれと繋がりはあったんですけど、おふたりがつながっているっていうのは実は意外で。まきこさんから、かおりさんと2人でやりたいと思ってるっていう話を聞いて、いいですね〜!!って話をしたのを覚えています。

そうだった!しかも、お願い〜みたいな感じでもなく、なんかほんとにふらっと遊びに来たよ〜、みたいに会いにいったよね。でも、私たちの中では一緒にやるよねってもう決まってた(笑)

◆光栄です(笑)そこから0の地点第一回目の公演「0の地点「魂の女優ごっこ展 永遠の役を生きる私たち」へ向けて動き出したんですね。

そう。演出は聖也くん(Artist Collective Somegokoro劇作家・演出家/石田聖也さん)じゃないですか?みたいなのもなんとなく決まってた気がする。

峰尾 2人でやりたいって言った理由の一つが”この歳ならではの演劇やりたい”ということだったので、最初にやるのは自分たちのセミドキュメンタリーみたいな感じのがいいなぁ、と。その時ちょうど聖也くんが年配の方とセミドキュメンタリー形式のお芝居をやっていて、それを観てすごく感動したっていうのがあったので聖也くんに相談して。

私は、峰尾さんからそういったお話聞いてて良いなと思ったのと、峰尾さんが聖也くんに演出してもらった作品「毛皮のマリー」を動画で見せてもらって、それが素晴らしく良かったので。

峰尾 一人で、毛皮のマリーのリーディングをするっていうやつですね。

そう、一人でよ。当時はあまり聖也くんのことを知らなかったんだけど、その一本を観てすごく信頼できる方だと思った。で、峰尾さんのお話もあったし、これはいい!と思って。それで、私の頭の中ではもう勝手に理沙ちゃんと聖也くんで0の地点を始めるっていうのが、なんか決まってました。しかもなんかそれも、絶対しましょ!とかじゃなくて、ゆるーくそうですよね〜、みたいな感じで(笑)

峰尾 そういう感じでしたね(笑)

そうですね〜。そうしましょかね〜みたいな(笑)だから、とても自然でしたよ。

峰尾 そう、自然な流れで始まりましたね。

それで、さっき峰尾さんがおっしゃってたみたいに作品としては、セミドキュメンタリーみたいな作品に仕上げてもらって。実はつい先日、聖也くんとやり取りする機会があって”なんか、ヘンテコな作品ではありましたが面白い作品になってやれて良かったなって自分も思ってます”って言ってた(笑)

峰尾 ヘンテコな作品って思ってたんだ(笑)

でもフォーマットとしては、絶対他の俳優さんとかもやったらいいって思います。峰尾さんがこの話をした時におっしゃってたのが、”私はあの作品を演ったから、あの後体調が思わしくない時期があったけどがんばれた”って。

峰尾 そう。腸に穴が空いたりしたことが割とそんなに大きなショックじゃなくて受け止められたというか。

でも、大変なことですよ。

峰尾 まあ、ショックはショックですけど(笑)あの作品で一度自分の振り返りをして、今までの自分を肯定できるような作品作りができて、そしてこれからの自分に対しても、身体が悪くて色々不自由なことも出てくるかもしれないけど、それでも“その状態でもやれることはあるんじゃないか”みたいな宣言が作品中で出来てたというのもあって、割とすんなり今の流れに来れた。色々振り返ると、今自分が改めてこういう状況に身を置いているっていうのがすごいことだなぁ、と。出会いとか縁とかって本当にありがたいものなんだなーって噛み締めています。

私もそれを聞いて、”あーそうだったんだー”って思って。

 

◆そういう作品が団体としての1作品目っていうのは、なんかいいですね。

峰尾 公演を続けていこうねって話はしていたけど、私の身体の状況もあるし。宗さんも色々忙しいからなかなか次の作品っていうのが具体的にならなかったんだけど、今回もなんかタイミングがあったというか。まず、秦さんと私が茶飲み友達で(笑)

◆茶飲み友達だったかよこさん(秦かよこさん)と話をする中で再び、そろそろやってみない?と自然に流れができていった感じですか?

そうそう。不思議だなーと思うんだけど。

峰尾 秦さんと私は映画をよく一緒に観に行ってて。

秦かよこ(以下、秦) 映画を観た後、その流れで大体よく2人でお茶飲みながら感想会してますね。

峰尾 私は秦さんのお芝居が好きだから、その中でそろそろどうなんですか?みたいな感じで話をしてみて。秦さん自身も”やれる機会があればやる気はある”みたいにおしゃってたから、そうなんだ!って。

そんな感じだったんだ。

峰尾 もうお芝居とかあまりしたくないのかなーって思ってたんだけど、機会があるのであればと思ってらっしゃるんだったら是非!って。

峰尾さんとそんな風に会ってるから、峰尾さんのお芝居を観に行く機会が自然と増えるじゃないですか。それでやっぱり、人が演ってるいいお芝居を見ると、、、やりたくなりません?そんなのもあって。

峰尾 0の地点の「魂の女優ごっこ展」も観にきてくださって。

◆かよこさん(秦かよこさん)は現在所属されているペッツを結成される以前から俳優として様々な作品に出演されていた記憶があります。今回演劇公演としては久々の出演になるんですね。

福岡に居なかった時期があったので、間が空いてますね。2021年くらいに福岡に戻ってきたのかな。その前はペッツで活動していたからあんまりお芝居っぽくなかったんですよね。

峰尾 ペッツ、観に行きました。

お芝居っぽくないって言ってますけど、全然お芝居してますよね。

いや、あそこからお芝居っぽくなさが増したんです(笑)

えーそっか。私はアパートのやつ(ペッツ第一回公演『うずうず』/2011年)しか見てないからかな。まさに立ち上げの時じゃない?

そうですね。でもだから、お芝居やらないのかなーと思われててもしょうがないみたいな感じではあったかな。

峰尾 それで”じゃあ今度やる時は一緒にどうでしょう?”と。まず3人でお茶しましょうということになり、ファミレスでずっと喋るという。

◆そこからコロコロコロコロと転がって12月にぽんプラザホールで公演をする、と。転がりましたね〜(笑)

一同 転がりました〜(笑)

でもそれも無理な流れじゃない感じよね。

やっぱり、無理は、、、

一同 しない(笑)!

◆無理なく進むってことが緩やかに続けていくための大事なポイントですね。

一番最初から、緩やかにやりたいよね〜っていうところから始まりましたよね。

峰尾 自分たちで作るっていうのも考えてはみたんだけど、オリジナルを創るにはまだ今ひとつ自信がない。それで、私は池田さん(劇団きらら・劇作家・演出家/池田美樹さん)作・演出の宗さんをもう随分観ていないのでそれが観たいという気持ちもあったし、単純に劇団きららのお芝居が好きだというのもあったので、池田さんにお願いするのはどうかな、と。

それも、池田さんに伝えたらすぐにオッケー頂けて。なんか本当に、無理してない。すーっと決まり、キビるに参加することも決まり、会場はぽんプラザホールでやることになり(笑)

◆稽古場で3人で読み合わせをしているのを初めて見た時に、池田さんの作・演出で大正解だったな、と感じました。3人の掛け合いのバランスがとても良かった。あの時に、自然な流れで辿り着いたこの場所は間違いじゃなかったという気持ちになりました。もちろん、同世代の方に観てもらいたいというのはあるけれど、若い人にももっと観てもらいたい。これまで活動を積み上げてきた世代が創るしっかりとした良作を、是非観てほしいです。

そうやって言ってもらえて嬉しいですね〜。やっぱり、私たちって謙虚世代じゃん?

峰尾・秦 謙虚世代(笑)

謙虚世代だから遠慮しちゃうけど、もっと言っていかないとって思いました。自信を持ってね。

峰尾 あー確かに。私苦手で。面白いから見にきてくださいっていうのがとっても苦手。いつも、”好みもありますからね〜無理せず良かったら、、、”みたいな感じで宣伝しちゃう。

私も”とはいえみなさん色々予定ありますよね”って思います。思いますけど、ポジティブな発信の仕方というか、面白いですよ!って自信を持って言っていった方がいいのかなーって。

◆池田さんの演出はどうですか?

峰尾 池田さん本人がめちゃくちゃ楽しんでるなって思います。読み合わせをしているときに、池田さんご本人がその劇作の世界に入ってすごく遊んでいる感じがして、そのエネルギーがすごいなって。あと、ここはこういう風に言って欲しいっていうのがパンって飛んできて、こちらもすぐに反応してやらなきゃいけない、みたいなのがあるから本当に気が抜けない。終わった後に、すごく疲れてて、集中力をいっぱい使ったんだなーっていつも思います。

無駄がない感じというか。全部本筋、みたいな練習だなぁと思っています。

◆読み合わせをみながら、池田さん自身がすごく動くんですよね。リズムに乗るというか、言葉のリズムに乗ってめちゃくちゃ動く。あと、スピードが早い。パンと言ったらパンっと帰ってくるみたいな、リズムがある稽古でとても面白かったです。作品の中で描いてあるエピソードの一つ一つのイメージもどんどん伝えていく。稽古全体にスピード感があり、面白い。ああいう稽古場は初めてでした。

峰尾 ああいうスピード感の稽古場は私も初めてです。劇団GIGAの山田さんは別の意味でガンガンいくけどまた違ったタイプのスピード感。あー演出家だなぁって思います。

私、池田さんと恵理香ちゃんってもちろん出来上がりは全然違うんだけど、究極はタイプ似てるって思う。恵理香ちゃんって、さっき言ってた歌うようにセリフを言うとか、踊るように動くとか、普通に立って普通に台詞を言わせない。だから一見、何喋ってんだ?みたいなのとかあるんだけど、なんか鷲掴みにされるっていうか、気がついたら泣いてたりとかする。池田さんの作品も、スピード感のある会話で進んでいって最後ドンって掴まれて、泣いてた、、みたいな感じ。そういう部分が似てるんですよ。

峰尾 確かに。劇団きららの『きなこつみ物語』を観た時、私気がついたら最後泣いてた。

池田さんについては、私は今も劇団きららの人間なので演出については言わずもがなという感じですけど、大きな安心感というか、大きな信頼感があります。今回の作品についてはこの間初めて完成した脚本をみたときに、自分が20代の時に一番最初に劇団きららの作品を見たときの感覚を思い出しました。私が一番最初に観た時ってドファンタジーの時代なので、全く様相は違って主人公の女の子が10代とか20代だったりしてた頃なんですけど『その困難な自分の時代をどう生きていくか』とか『それでもやっぱり生きていく』みたいなものを変わらずずーっとテーマに持ってらっしゃるから、”あー、池田さんの作品ってこんなんやったなーっ”って。多分若い人にも響くところがあると思う。きっと全然、何十年も先のことだと思いますけど。こうなっても大丈夫だよっていう。

峰尾 若い人たちって、歳をとることを恐れているところがあると思うんです。歳取ったら終わりなんじゃないかみたいに思っている人とかちらほら居そうな気がするので、”歳とっても結構変わらんよ” ”元気でいい感じでおれるよ” みたいなのは伝えたいなーと思います。

今回キビるに参加させていただけて本当に良かったなと思っています。自分たちだけで普通に公演やろうと思ってたらもうちょっとのんびりしてたかも。モチベーションもグッと上がりました。

峰尾 他のラインナップも楽しみにしてます。お芝居としては一番手だから終わったらもう、観に行く側で!

その前に、0の地点「西のまるい魔女」、いろんな方に観にきていてだきたいですね。

ご来場、お待ちしてます!

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変わらぬ明日の見方を変える。あなたの近くにもきっといる。五十路の魔女の物語。

0の地点公演『西のまるい魔女』

日時▶12月19日(金)19:30

   12月20日(土)14:00/18:00

   12月21日(日)14:00

会場▶ぽんプラザホール

作・演出▶池田美樹(劇団きらら)

出演▶峰尾かおり、宗 真樹子、秦よこ(ペッツ)

詳細はこちらから▶https://kibirufes-fuk.localinfo.jp/posts/58155278

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浅漬け・ぬか漬け・酢漬け…続け!
シティモールの漬物売り場に勤める丸井さんは、ある日突然、魔法が使えることに気付く。
ふとつぶやいた「呪文」の力で、お年寄りと常連さんしか来なかった店舗が大人気に!
しかし思わぬ「ライバル」が現れ…
傘を持って出たら晴れたことも、タイマーを間違えたことでごはんがおいしく炊けたことも、
実は全部魔法。

 

『演劇をあそぶ』をコンセプトに熊本・福岡で20年以上演劇を続けている「宗 真樹子」と「峰尾かおり」の50代女性ふたりからなるユニット『0の地点』。年齢を重ねたふたりだからこその表現を目指し、2022年SRギャラリーにて『魂の女優ごっこ展』を上演。展示空間を活かし、2人が積み上げてきた女優としての半生を描き好評を博しました。

2作目となる今作は、作・演出に池田美樹(劇団きらら)、共演に秦かよこ(ペッツ)を迎え、日々の暮らしがちょこっとキラッとするお話2022をお届けします。

 

0の地点公演『西のまるい魔女』チラシ

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0の地点

『演劇をあそぶ』をコンセプトに熊本・福岡で20年以上演劇を続けている「宗 真樹子」と「峰尾かおり」の50代女性ふたりからなるユニット。共演をきっかけに茶のみ仲間となり、日々のあれこれを話すうち、今、ここ、の私たちの芝居をつくりたいね、と意気投合。年齢を重ねたふたりだからこその表現を目指す。