
8月5日(火)、ぽんプラザホールにて子供たちに「観る」だけではなく「創る」楽しさを体感してもらえる機会をつくることを目的として『夏休み企画 劇場のお仕事体験ワークショップ』を開催しました。
劇場で働く音響・照明のテクニカルスタッフからステージを作るときのあれこれを学び、最後はテクニカルスタッフとして一緒にステージを作ってみよう!という内容で参加者は小学校4年生から6年生までの総勢24名。
学校で少し機材を扱ったことがあるという子、実際に機材に触れるのもみるのも初めての子、舞台に立つことがあるから音や光のことも知りたいと思った子、など興味の度合いや参加の理由はほんとうに様々。裏のお仕事には馴染みがないけれど劇場という空間には親しみを感じている子は多いんだな、という印象でした。
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・劇場でイベントを行うためには、アーティスト以外にもいろんな人が関わっていていろんなお仕事があること。
・色んなお仕事の中で、今日は音響と照明のお仕事を学ぶこと。
・最後お客様に来場いただいてみんなで力をあわせて一つのイベントを作ること。
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簡単に流れの説明をしたあと、、、
まずはワークショップの最後に創り上げるイベントでステージを披露していただくアーティストのお2人のステージをちらりと見せて頂きました。
講師である劇場スタッフの音響と照明もしっかり入って、スタッフとして今日はみんなでこんなイベントを創り上げるよ!というイメージの共有をしていきます。
今回参加いただいたアーティストは北九州市のうたのお姉さんとして子供たちを中心に家族みんなで楽しめるコンサートをお届けしている歌のお姉さん『まいまいちゃん』と、ダンスチーム『おどりでら樂(がく)』の皆さん。
かわいらしくみんなの心がっちりつかむまいまいちゃんのステージと、とにかくかっこいいおどりで魅せる踊りでら樂のステージ。
かっこいい~。かわいい~。の声もちらほら。
ステージの余韻に浸りつつ、早速お仕事講座のスタートです。
音響・照明の仕事について、仕事の内容や役割、機材の仕組みや使い方についての話を聞いたり、実際に機材をさわって操作してみたり。
音響で特に人気だったのは、声に変化を加える “ボーカルエフェクター”。音を操る感覚がわかりやすく体感できるということもあって卓の周りが賑やかでした。
照明は、普段は吊り上げられている灯体と呼ばれる照明機材を間近でみたり、吊り上げた後に光の位置を調整するシュート棒を実際に持ち上げてみたり(重い!)。光に色をつける仕組みにも興味深々。
音響や照明の仕事の役割の話から音や光の操作を行う「卓」の扱い方調整の仕方まで、ひと通り学んだあとはいよいよステージテクニカルという実践に向けての準備に入っていきます。
音響と照明にわかれて、それぞれ各1名がステージの1演目ごとに操作を行っていきます。
担当も決まり、本番に向けての練習、みんな真剣。
あっという間に時は過ぎ、会場を整え、いよいよ開場。
保護者の皆さんや兄弟姉妹、出演者関係の皆さまなど、客席はほぼ満席です。
アーティストの皆さんのパフォーマンスもとても素晴らしく、加えてカラフルな照明や音の調整、音楽のタイミングなどみんなで立派にステージを作り上げることができました。
すばらしい!!
最後は終了証をもらって、終了!!!
みんないい笑顔!!
参加してくれた子供たちからは
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・たくさんスイッチがあって難しかったけど、楽しかった。
・舞台裏も色々な大切なものがあると知れて楽しかった。
・難しいところもあったけど、先生に丁寧に分かりやすく教えてもらったので良かった。
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等の感想をいただきました。
ステージを観覧いただいた皆さんからも
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・おもしろい試みだなと思いました。
・お仕事体験する姿を近くで見れて嬉しかったです。
・とてもぜいたくなステージでした!
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という声をいただきました。
舞台は総合芸術だとよく言われますが、実際に舞台に立つアーティストに加えて、音を操る音響、光をつくる照明、そのほかにもたくさんの方が関わって1つのイベントを創り上げています。また違った角度からの舞台の魅力を感じてもらえたのであれば幸いです。
また劇場で会いましょう♪